1)疾患の特徴
いわゆる“リンゴ病”で、ヒトパルボウイルスB19のよる、飛沫感染をする疾患である。かぜ症状のあと数日してみられるのが頬の紅斑、手足伸側に破れたレース状の紅斑があらわれる。紅斑は消失してから再発することもある。合併症として溶血性貧血や紫斑病などを起こすこともあるが、一般には軽症の疾患。妊婦の罹患により胎児死亡(胎児の高度貧血による水腫)が起こることがあるので、流行中は妊婦は患者に接触しないように注意することが望ましい。潜伏期間は17~18日、ウイルスの排泄期間は発疹が出現する1~2週間前後の数日間といわれているので、発病に気づいたときには感染力はないと考えられている。
2)登園登校基準
発疹が出て診断がついたときには、すでに感染力がないので、出席停止の必要はない。ただし急性期は合併症に注意する必要がある。

3)予防は
特になし

4)将来の見通し
一週間ほどで治ります。(2~3週間後に再度発疹が出現することもあります)
一度かかれば二度とかかりません。

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