「令和5年度 市民のための健康スポーツ講座 報告」(第652号令和6年4月1日)

令和5年度 市民のための健康スポーツ講座 報告
健康スポーツ医学委員会 担当理事 木村 琢也

 
令和5年度 市民のための健康スポーツ講座
日時:令和6年3月9日 午後2時より
場所:市民健康開発センターハーティ21 ハーティホール
講演:「尼崎の名所めぐりで脚力アップ」
~ウォーキングの効能について~
尼崎市医師会スポーツ医会会長 / わたや整形外科 綿谷茂樹 院長
~あまがさきのウォーキングコース紹介~
あまがさき観光局 高村陽子 様

 
健康スポーツ医学委員会委員長 白壁昌弥先生の司会のもと、まずは不肖 私 木村が冒頭のあいさつをさせていただきました。当日は寒の戻りが強く気温9度と寒い中、中高年の市民の方々54名が参加して開催しました。
まずは綿谷先生にウォーキングの効能についてのご講演をいただきました。そもそも運動が心と体の健康維持に良い影響を与えることを皆さん理解してはいるものの、実際に実施するとなると疑問に思っていることも多々あるかと思います。今回の公演は綿谷節のわかりやすい説明でこれらの疑問にお答えするものでした。
①ウォーキングは運動機能の維持だけでなく高血圧症・糖尿病など生活習慣病の改善に効果があります。精神衛生上も“うつ”や不眠症の改善、認知症の予防にも効果が認められています。
②なぜウォーキングなのか?というと道具がいらないし一人でもできるし高齢でもできるし運動強度のコントロールも比較的簡単にできて安全な運動だからです。筋トレ効果もやり方次第で期待できます。
③筋トレについて。筋肉は裏切らないというフレーズではありませんが、年齢に関係なく筋肥大効果はあります。やり方の基本は〝ややきつい筋肉痛が残るような運動は週に2回から3回がいい〟とのこと。高齢者の筋トレも転倒予防効果・骨粗鬆症の改善が大いに期待できます。
④ではどんなウォーキングが効果的か?脊椎ストレッチウォーキングがおすすめとのことです。背筋を伸ばして腕を振って歩幅を広くとって着地は踵から、そしてしっかりけりだす感じで歩くと効果的です。早歩をところどころに加えるとさらに効果的で筋トレ効果も期待できます。歩数は一日8,000歩で十分です。
⑤ウォーミングアップ・クールダウンは必要か?もちろん実施をおすすめします。ストレッチをすることで運動協調性が高まるので、障害防止に役立つし、筋疲労の回復にも役立ちます。
などでした。
ほかに面白いと感じたのは運動を指示するのは脳ですが、歩行の維持は第2腰椎レベルの脊髄が司っているので、歩行中に脳が他の仕事ができるということです(「あるきながら考え事していてひらめいた」とか)。また散歩で意識が研ぎ澄まされ、新しい発想が生まれることがよくあるというのです。なるほど。
また市民の方からも多くの熱心な質問もいただきました。
後半はコラボ企画「歩いて巡る あまがさき」ということでおすすめのウォーキングコースを観光局の高村陽子様に紹介していただきました。尼崎市に観光なんてあるかしら?と思う人は多かろうと思いますが、そのとおりで「あまがさき観光局」は尼崎市の外郭団体としてつい先ごろ2019年に設立されたそうです。そもそも尼崎は1000年以上の歴史がある地ではありますが、近年は大阪・神戸に挟まれ阪神間の一都市として埋没していた感があります。しかし今回お話を伺ってみるといろいろ見どころはあります。ウォーキングコースはおおむね阪神尼崎駅周辺(だいたい尼崎城・寺町・尼信会館・えびす神社・貴布禰神社・白髪一雄記念館・三和本通商店街などなど)が中心になります。源平ゆかりの地コース(尼崎にもあるんかい?)、お城と城主ゆかりの地をたどるコース、昭和レトロin尼崎、近松の里を歩くコースを紹介いただきました。ほかにも寺町周辺御朱印巡り、商店街満喫コースなどの設定あります。

 

詳しくは写真のようなパンフレットが阪神尼崎駅前の観光案内所にございますのでお問い合わせ(あまがさき観光局06-6417-4946)ください。
以上、健康情報発信とエンターテイメント情報発信のコラボによって大変盛況な講座になりました。企画にご協力いただきました観光局の皆様、スポーツ医学委員会の先生方、司会の白壁委員長、医師会事務局担当の方々に深謝いたしますともに、また次年度もよい企画ができますようよろしくご支援お願いいたします。