「尼崎市医師会設立記念式典(105周年)」 (第624号令和3年12月1日)

「尼崎市医師会設立記念式典(105周年)」12・11

 
広報担当理事  鈴木 温

 
企画の段階では、この時期の新型コロナウイルス感染症の状況が不明であったため、昨年同様、式典はハーティホールで出席者を絞っての開催となりました。コロナ禍前に行っていた記念式典に比べると見劣りする感は否めないのですが、長年にわたって、あるいは今年度にご活躍された会員、従業員等のご披露ならびに表彰がおこなわれました。
児玉副会長の開式の辞の後、八田会長の式辞がありました。平時だけでなく、新型コロナウイルス感染症蔓延期のような有事の時には特に医師だけでなく医療従事者の皆様の協力が必要である事、今は収束しているように思われる新型コロナウイルス感染症もオミクロン株の蔓延が危惧されており、まだまだ予断を許さない状況なので今後とも医療従事者の皆様のより一層のご協力をお願い申し上げますと述べられ、ご列席の皆様方の益々のご健勝を祈念して式辞とされました。続いて、来賓の清水昌好保健所長がご挨拶をされました。新型コロナウイルス感染症に対する尼崎市医師会の協力体制、特にワクチン接種、第4波、第5波において県下に先駆けて実施された往診事業等、また予防接種事業など平素の尼崎市民の健康に対する医師会の活動について謝意を述べられ稲村和美市長の祝辞を代読されました。
表彰は学校保健委員会がおこなっているカレンダー図案に関するものから行われました。食育や禁煙など、児童生徒に学んでもらいたいテーマを決めてポスター作製課題を出すのですが、今年度は「感染予防啓発」にテーマを決めて児童生徒に応募していただきました。横田光理事から選定方法・経過のご説明があり、小学校の部・中学校の部それぞれ1点が最優秀作品として表彰され、作者のお二人が八田会長から賞状と記念品をお受け取りになりました。功績会員以下医師会員で表彰された方々の一覧は12面に掲載させていただきます。表彰された先生方、誠におめでとうございます。医療従事者表彰は尼崎市内医療機関で長年勤務されている方々に贈られました。本来ならばお一人お一人に感謝を述べたいところですが、コロナ禍という事もあり、会場の関係、時間の関係で15年以上、10年以上、5年以上の看護師・准看護師の部、一般の部の代表の方に会長から表彰状と記念品が授与されました。受賞者代表として前田耳鼻咽喉科医院の松尾理恵様が今後も努力を続けていきたいと謝辞を述べられました。
残念ながらコロナ禍のために今年も受賞者記念パーティーは開催されず、杉原副会長の閉式の辞で105周年の記念式典は閉会しました。