「尼医ニュース」 600号を迎える!(第600号令和元年12月1日)

「尼医ニュース」 600号を迎える!
広報担当副会長・発行人 児玉  岳
「尼医ニュース」が今号を以って600号を迎えました。2011(平成23)年8月に500号が発刊されていますから、それから8年4カ月ほどで100号分を重ねたという事になります。2011年と言えば、あの東日本大震災があった年。つまり、この「尼医ニュース」100号分は、あの大震災からの歩みに重なることになります。500号の「マンスリートピックス」を見ますと、原発問題、猛暑の問題、台風被害などが書かれており、大きな時代的差異は感じられません。改めて連続した時間軸の中に居ることを思わされます。
そんな「尼医ニュース」600号ですから、600というキリの良い数字と言うだけであって、ある意味、通過点にしか過ぎません。
ただ、これまでは100号、200号…のキリ番を通過すると縮刷版を編集していたものですが、もう縮刷版の発行は無くなりました。500号以降のバックナンバーは医師会HPで見ることができます。無論、「縮刷版編集を!」という会員諸氏の声が高ければ、発刊にやぶさかではありませんが、医師会予算手元不如意の中にあっては、なかなか難しいでしょう。100号分のデータを編集したDVD作製くらいならば廉価にできますが…。
2011年当時、尼崎市医師会の会長は高原周治先生で、広報委員会の担当副会長は黒田佳治先生でした。次の担当副会長は東文造先生、その次が筆者で現任であります。広報委員長は横谷健治先生、鈴木温先生、尾上正浩先生と続いています。たかが8年されど8年といった感じでしょうか。500号発刊以降、概ね2016(平成28)年までのことは「尼崎市医師会百周年誌」にも書いておりますので、そちらもご覧いただければと思います。
2017年以降も、広報委員会は月に二回開催され、そこで編集された「尼医ニュース」は月に一回、連綿と発行されております。包括ケアのこと、「人生会議」のこと、「あまつなぎ」関連、災害対策、適塩化フォーラム、病院再編などの記事が増えていますね。
また、「多業種連携は広報から」の精神にて、歯科医師会・薬剤師会からも原稿をいただいております。広報活動も歯科医師会や薬剤師会をも包括した連携を考えていきたいと思っております。
そして、委員会の終了後、有志による広報委員会事後連絡協議会、通称「ブタの会」も連綿と続いております。この「ブタの会」は、もう20年近くも続いており、黒田名誉会長に昭和会と並び称されたこともあります。ペーパーレス化の後も、いや、ペーパーレス化だからこそ、残しておかねばならない伝統かもしれません。
さて、来年(令和2年・2020年)の4月以降、医師会事務のペーパーレス化に伴って、基本的に、会員諸氏への書類等の直接配布は停止になります。現今の広報委員会で最も大きな議論は、このペーパーレス化です。「尼医ニュース」をどうするのか…という事です。「尼医ニュース」は尼崎市医師会の顔でもありますので、対外的(行政、推薦議員、県医師会、他の郡市区医師会等)には現物を配送せざるをえません。毎月、約100部です。とすれば、やはり一定数の「紙」ベースの「尼医ニュース」を作製せねばならないわけです。無論、今までのように800部も作製する必要は無いのですが、保存用も含めて300〜400部くらいは必要かもしれません。細かい数字は省きますが、300部作るのも400部作るのも、費用・手間に関しては大きな差はありません。これは、実際にやってみて、作製数を調整していく必要があるでしょう。紙製「尼医ニュース」を必要の方は、医師会事務局に来館された折に持って帰って頂くというようなことになるかと思います。現在のところ、来春からの体制に関してはそう考えています。
いずれにせよ、これからの「尼医ニュース」、600号台の「尼医ニュース」は大きな変革の時を迎えることになるでしょう。