むこねっと通信10”地域医療再生基金でのむこねっとは大詰めに”第543号 平成27年3月1日)

(第543号 平成27年3月1日)
医療情報担当副会長 東 文造

 h-Anshinむこねっとの情報公開病院として、昨年12月から尼崎中央病院、平成27年1月から関西労災病院、2月からは県立西宮病院、市立芦屋病院が参加されました。更なるむこねっと医療機関の参加を目指し、各医師会にデモ機を設置する予定にしております。この原稿をご覧になる頃には、各医師会内にデモ機が設置されていると思います。むこねっと参加希望の方は、各地の医師会のデモ機で一度ご覧ください。
 さて、h-Anshinむこねっとは、平成27年3月末で地域医療再生基金での運用が終了し、4月からは、阪神医療福祉情報ネットワーク協議会が運営する事になります。阪神医療福祉情報ネットワーク協議会は、一般社団法人として、平成27年3月14日に設立総会及び記念講演会(2時から都ホテルニューアルカイック 2階 あやめの間にて)を予定しております。総会の基調講演は、“ICT利用による医療介護連携”をNPO法人“天かける”の伊藤勝陽先生にお願いし、広島県尾道市の医療・介護・薬まさに包括的な連携をITで実現されている好例をお話いただく予定になっております。ご興味のある先生方には参加の程お願い致します。

(参加施設情報:平成27年2月13日現在、基幹病院6施設(1↑)、中核病院(情報提供型)4施設(1↑)、 中核病院(参照型)8施設、参加診療所102施設(20↑))

むこねっとちゃんの独り言⑨
~増えろ!むこねっとユーザー~
医療情報担当理事 中川 純一
先日、当院でむこねっとに登録されている患者さんの総数を見てみました。93人の患者さんが登録されていました。正直、こんな短期間に利用される患者さんがここまで増えると想像してはいませんでした。病診連携している病院も、どんどん参加施設になってきています。最近は当院からではなく、病院からむこねっと登録され紹介されてくるケースもあります。某病院へ通院している患者さんがむこねっとを利用されて、かかりつけ医が初めて知った病歴や治療・処方薬なんかもありました。単に、病院で施行したCTやMRIを閲覧するだけでなく、なぜ今、患者さんが多剤処方や、多(他)科受診に苦しんでおられるのかを知らされることもありました。むこねっと、上手く使えば患者さん方の普段、先生方に言えない気持ちも教えてくれそうです。開業医の先生方、科に関わらず是非、使ってみてくださいね、むこねっと。