尼崎市医師会設立100周年記念祝賀会 (第564号 平成28年12月1日)

尼崎市医師会設立100周年記念祝賀会 10・23 副会長 児玉  岳 大正5年(1916年)に川辺郡医師会から分離独立した尼崎市医師会は、その後「一般社団法人尼崎市医師会」として、尼崎市が市制100周年を迎えるのと期を同じくし、本年を以って設立100周年を迎えました。 これを記念して、10月23日(日)、午前11時より都ホテルニューアルカイック「鳳凰の間」にて祝賀会を開催いたしました。来賓及び会員の先生方188名のご参加を頂きました。 アナウンサーの田名部真理さんの総合司会のもと、橋本創副会長が開会の辞を述べられ、式典が幕を開けました。まず一同起立しての国歌斉唱。原秀憲理事の美声に感嘆しました。 黒田佳治本会会長が挨拶を述べられ、筆者は尼崎市医師会100年の歴史を回想しておりました。実は東難波の医師会館には、戦前からの文書なども残されていて、宝の山なのです。 続いて来賓祝辞です。日本医師会会長代理で松原謙二副会長、空地顕一兵庫県医師会長、兵庫県知事代理で山本光昭兵庫県医監、稲村和美尼崎市長、中野洋昌衆議院議員がそれぞれ祝辞を述べられました。ひとつひとつの内容は紙面の関係もあり記せませんが味わい深いお言葉を頂いたと思います。本当に有難うございます。 また、総合司会の田名部さんから来賓紹介がありました。近隣医師会・三師会、官公庁関係、議員の先生方、大学病院(兵庫医大・大阪医大)関係、各種関係団体の方々です(ちと時間がかかりました)。 さあ、まずは鏡開きです(なぜ「鏡開き」と言うのかと、同席の勝谷誠彦氏とも疑問に思い多少討論になり、後で調べました。13面参照)。内藤武夫先生にお願いして塚口の岸本吉二商店に手配してもらった菰樽を正面上段に2個置き、小槌で蓋(すでに割ってありますが)を開きます。実は、筆者は是非これをやりたかったのです。「よいしょ、よいしょ、よいしょ」の掛け声とともに、縁起良く鏡を開きました。(「よいしょ」の語源はなんだよ…。)実はこの菰樽の中には水が入っているのみで、本当のお酒は会場両翼に配置されて、お持ち帰り用の枡で飲めるようになっていました。西村亮一名誉会長の乾杯の音頭で、祝宴が始まります。 食事、お酒、触れ合うグラスの音、やっとここまで漕ぎ着けたなあ…と感慨深くもありました。実に、3年ほども前から構想を練り始めたものです。宝塚市医師会設立60周年記念式典や尼崎市歯科医師会60周年記念式典に参加させて頂き「周年記念式典」とはどんなものか教えて頂き、会員福祉委員会で検討を重ね、理事会で最終決定してGoサインが出たものでした。 お料理も祝前菜、お造りからメインのフィレ肉、祝御膳と進みます。宴もたけなわ、筆者が15分程のスライド供覧にて、尼崎市医師会のここ20~30年を振り返りました。このスライドももっと早くに準備すべきでした。西村亮一名誉会長に御提供を受け金山拓司先生にデジタル化してもらった様々な動画も諸般の事情で供覧できなかったのは悔やまれます。 続いて、演目として「太神楽曲芸」で、縁起の良いパフォーマンスに魅了されました。実は会員福祉委員会で本演芸を選定したものですが、思っていた以上に賑やかで素敵でした。 松家治道札幌市医師会会長も駆け付けて下さり、まことに感謝の念に堪えません。名古屋での会合の後、駆け付けて下さり、またこの日のうちに札幌に帰られたそうです。 なごやかなうちにも時は流れ、「祝100周年」のデザートも供されました。祝電披露の後、壇上にて会長・名誉会長・副会長等で万歳三唱を行いました。東文造副会長の閉会の挨拶にて、お開きとなりました。 次の尼崎市医師会の盛大な設立記念式典、それは20年後の120周年記念かもしれませんが、その時には今回の教訓も活かしてまたお目にかかりたいと思います。