尼崎市医師会新年祝賀会(第554号 平成28年2月1日)

(第554号 平成28年2月1日)
北立水地区 鈴木  温

今年は『尼崎市医師会設立100周年』である。そんな話で始まった橋本副会長の開会のあいさつの後、国歌斉唱し、引き続き黒田会長が新年のご挨拶をされた。
黒田会長の新年のご挨拶にも100周年に関することが述べられ、10月23日の100周年記念式典は予定を開けておいてくださいとお願いされていた。年末年始の急病診療所は過去20年間で最も少ない2326名であったそうである。出務医師、薬剤師、看護師、事務局さらには二次救急病院、兵庫医大などに感謝を述べられた。新医師会館建設に関しては、種々の問題を克服して、100周年を迎えた医師会の未来への基盤として、会員ならびに市民の皆様に喜んでいただける医師会館、休日夜間急病診療所にしたいと述べられた。その他、国の医療政策や地域包括ケアシステムなど多岐にわたるお話をされ、最後に「学閥を作らず」「和をもって尊しとする」という尼崎市医師会の伝統を胸に会務を遂行していきたいとのことであった。特に今年の目標は、医師会を含め「無関心」が蔓延しているこの世の中で、連帯精神に心を開き、一致して無関心に歯止めをかけることだそうである。「無関心」を改めなければ、医師会の更なる発展、世の中の平和は望めない。利己主義を克服し、互いに関心を深め、尊敬しあい、認め合い、受け入れ合うことが尼崎市医師会の伝統である「和をもって尊しとする」の精神だと思うと申され、市民の健康と安全、安心を守るためにしなければいけないことを医師としての誇りと、責任感、使命感を持って皆様とともに取り組んでいく所存ですと述べられ、本日お集まりの皆々様のさらなるご支援、ご鞭撻を心からお願いしますと締めくくられた。
年頭祝辞としては、兵庫県医師会会長 川島龍一先生、尼崎市長 稲村和美氏、尼崎市議会議長 津田加寿男氏からそれぞれにお言葉をいただいた。衆議院議員 中野洋昌氏の来賓祝辞の後、来賓紹介があった。
尼崎市歯科医師会会長 重岡潔先生の乾杯のご発声により、祝宴が始まった。食事の間には「オーケストラ・ソノリテ」が演奏をおこなっていた。横田光理事の紹介でお願いしたのだが、2001年に阪神間の有志で結成されたアマチュアオーケストラで年2回の定期演奏会を主な活動として小規模演奏会なども積極的にされているそうである。名前の由来は「響き」を意味する仏語「ソノリテ」からきているそうである。騒がしい宴会場の中であったが聞き覚えのある曲を4曲披露していただいた。
和やかな宴会はその後も続き、締めの乾杯を尼崎市薬剤師会会長 牧孝子先生にしていただき、閉会に東文造副会長がもう一度「尼崎市医師会100周年」であることに触れられ、市制も100周年、薬剤師会、歯科医師会、ケアマネージャーなどとも協働していきたいと述べられお開きとなった。